ネット上の情報では「千切りにして塩もみすれば1週間以上日持ちする」といった言説が見受けられますが、これは鮮度と風味の観点から見ると大きな誤解です。水分を抜いたきゅうりであっても、家庭用冷蔵庫内での酸化や雑菌の繁殖は避けられず、時間の経過とともに独特の青臭さと酸味が発生します。
プロの調理現場が推奨するきゅうり千切りの保存方法は、冷蔵で最長2日〜3日以内の消費です。保存する際は密閉容器の底にキッチンペーパーを敷き、水気を切ったきゅうりをふんわりと入れ、上からもペーパーを被せてからフタをします。この「上下挟み込み法」によって余分な結露を吸収し、傷みを劇的に遅らせることが可能です。
なお、千切りきゅうりの冷凍保存は原則としておすすめできません。解凍時に氷結晶が細胞を破壊し、解凍後はスポンジのようにフニャフニャになってしまいます。どうしても冷凍したい場合は、塩もみ後に完全に水分を絞り切り、マヨネーズ等と和えてポテトサラダの具材にするなど、用途を限定するのが賢明です。