A4サイズは何対何?黄金比ではなく白銀比1対√2が選ばれた真実

A4サイズは何対何?黄金比ではなく白銀比1対√2が選ばれた真実

A4サイズは何対何?黄金比ではなく白銀比1対√2が選ばれた真実とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

実務で制作物や書類を取り扱うにあたり、正確な数値の把握は欠かせません。世界共通規格であるA4サイズ寸法ミリは、長辺が297mm、短辺が210mm(21.0cm × 29.7cm)と厳格に定められています。

ここで知っておくべき歴史的背景が、用紙規格ISOとJISの違いです。A列規格は、19世紀末のドイツで物理学者ヴィルヘルム・オストヴァルトらによって提案され、ドイツ工業規格(DIN 476)を経て国際標準化機構のISO 216に採用された完全な世界規格です。日本でも日本産業規格(JIS P 0138)として国際規格と完全に同寸法で制定されています。一方で「B列」に関しては注意が必要で、国際規格のISO-B列と、日本の美濃紙の伝統寸法を受け継いだJIS-B列では寸法が異なり、互換性がありません。グローバルな書類のやり取りにおいてA4が圧倒的シェアを誇る背景には、こうした規格統一の歴史が存在します。

デジタル環境でデザインやイラストを制作する際に必須となる、画面表示解像度から印刷解像度350dpi寸法までの換算データを下表にまとめました。

解像度(用途)A4ピクセル換算(幅×高さ)アスペクト比・縦横比編集部の実務評価・推奨度72 dpi
(旧来Web画面表示)595 × 842 px1 : 1.415データ量は極小だが、近年の高精細ディスプレイや印刷では粗く非推奨。150 dpi
(社内資料・Web閲覧PDF)1240 × 1754 px1 : 1.414メール送信用PDFやオフィスのレーザープリンターでの簡易出力に最適。300 dpi
(家庭用インクジェット印刷)2480 × 3508 px1 : 1.414写真入りチラシやPOPなど、家庭用複合機で精細な出力を得る下限値。350 dpi
(商業オフセット印刷標準)2894 × 4093 px1 : 1.414【プロ推奨基準】同人誌・ポスター・商品カタログの入稿で必須となる標準値。
橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。