車の傷やへこみを発見した際、カー用品店でコンパウンドやタッチアップペンを購入してDIYで直すか、プロの板金塗装工場に任せるべきかは明確な境界線が存在します。
DIY補修に挑戦してもよい条件
- 部位:フロントバンパー、リアバンパー、ドアミラーカバーなどの「樹脂製外装」
- 傷の程度:水をかけると一時的に見えなくなる程度の浅い線傷(クリア層のみの損傷)、または爪で引っかからない程度の擦り傷
- 理由:樹脂パーツは放置してもサビが発生しないため、万が一仕上がりに失敗しても車体の寿命に直結しないためです。
プロへの依頼を強く推奨する条件
- 部位:サイドシル、クォーターパネル、ボンネット、ルーフ、各ピラー
- 傷の程度:下地塗装(白色や灰色の層)や鋼板(銀色の金属面)が露出している傷、手のひらサイズ以上のへこみ
- 理由:金属パネルの露出はわずか数週間で赤サビを誘発し、内部からパネルを腐食させます。また、ピラーやサイドシルなどの強度部材は専用のフレーム修正機や引き出しプーラーを使わなければ構造安全性を復元できません。