Q1:すでに布に書いてにじんでしまった文字を消す、または目立たなくする方法はありますか?
A1:一度繊維の奥まで定着した油性顔料・染料を完全に除去することは極めて困難です。除光液や無水エタノールで叩くとインクは浮きますが、かえって輪郭がにじみ、汚れが広がるリスクがあります。実用的なリカバー法としては、にじんだ部分の上にアイロン接着タイプのお名前テープやネームワッペンを貼り付け、その上から改めて書き直す方法が最も綺麗に仕上がります。
Q2:黒い布に書いた白ペンが、乾くと薄くなってしまうのはなぜですか?
A2:白インクが繊維の隙間に沈み込み、地色の黒や紺が透けてしまう「沈み現象」が原因です。解決策として、一度軽く文字を書き、完全に乾いたことを確認してから全く同じ軌道をなぞる「2度塗り」を行ってください。1層目が目止めとなって2層目の顔料が表面にしっかりと留まり、不透明な美しい白が発色します。
Q3:布用ペンで書いた後、すぐに洗濯機に入れて洗っても大丈夫ですか?
A3:アイロン不要の速乾タイプであっても、最低24時間は自然乾燥させてから洗濯することをおすすめします。インク内の定着樹脂が空気中の酸素に触れ、繊維と完全に分子結合するまでには一定の硬化時間を要します。書いた直後に水流と洗剤の界面活性剤に晒すと、定着前のインク被膜が破壊され、耐久性が半減してしまいます。