物語はいよいよ人間界(アッシャー)と虚無界(ゲヘナ)の境界が揺らぐ極限状態へと突入しています。最新巻の見どころは、何と言っても奥村燐と奥村雪男の兄弟関係の昇華です。
かつて互いの秘密や葛藤から生じた深い溝を乗り越え、サタンの血を引く自らの運命にどう決着をつけるのか。正十字騎士団の思惑やメフィスト・フェレスの真の狙いが次々と白日の下に晒される中、燐の魔剣・降魔剣を巡る力と雪男の覚悟が激突します。
仲間である祓魔塾のメンバーたち(しえみ、勝呂、志摩、子猫丸、出雲)もそれぞれが重大な役割を背負い、誰一人として欠かせない総力戦が展開されます。怒涛の伏線回収とともに繰り広げられるドラマは、シリーズ屈指の緊張感と感動を生み出しています。