福岡県が策定する「地域医療構想」の推進に伴い、大牟田市内の病床機能分化は加速しています。最新の協議動向を踏まえると、今後のスケジュールと市民への影響は以下の3点に集約されます。
第1に、「急性期機能の高度集約」です。大牟田市立病院が重症患者や緊急手術、がん治療に特化し、済生会大牟田病院が回復期リハビリテーションや地域包括ケア病棟を拡充することで、入院から在宅復帰までのシームレスな医療連携ネットワークが完成します。
第2に、「新病院建設プロジェクトの具体化」です。莫大な公費負担を抑制しつつ、最新の免震構造や感染症対応病床を備えた次世代型病院の基本設計・実施設計の策定に向けた合意形成が急ピッチで進められています。着工から開院までは複数年を要するため、現行施設での安全な診療継続体制も並行して維持されます。
第3に、「在宅医療・ICT連携の進化」です。地域の開業医と大牟田市立病院が電子カルテ情報や検査データを共有する地域医療情報連携ネットワーク(有明メディカルネット等)の活用が深まり、退院後のフォロー体制が格段に強化されつつあります。