外来受診において最も費用トラブルに発展しやすいのが「紹介状なし初診」に伴う特別負担金です。厚生労働省が推し進める医療機関の機能分化により、200床以上の地域中核病院や急性期病院では、初診時に紹介状を持たない患者から保険診療とは別に「選定療養費」を徴収することが法的に義務付けられています。
今村総合病院でもこの制度が厳格に運用されており、初診時選定療養費として7,700円(税込)が診察料に上乗せされます。「風邪気味だから大きな病院で診てもらおう」と安易に受診すると、通常の保険自己負担分(3割負担など)に加えて高額な追加費用を支払うことになるため注意が必要です。ただし、救急搬送された場合や緊急手術が必要な重篤状態、各種公費負担医療制度の受給者である場合などは徴収対象から除外される規定となっています。
また、夜間や休日の救急外来(ER)は24時間365日体制で稼働していますが、救急外来はあくまで「命に関わる急性疾患や重篤な外傷の初期対応」を行う場です。当直帯では「院内トリアージ」が実施されるため、軽症と判断された患者は重症患者の処置が終わるまで長時間待機となるケースがあります。夜間の安易な「コンビニ受診」は控え、真に救急処置が必要な症状かどうかの見極めが求められます。