欧米を中心とする国際外交の舞台において、カトリック信徒であることは時に絶大な外交的アドバンテージをもたらします。欧州首脳や南米諸国のリーダーの多くがカトリックであり、共通の宗教的文脈を持つことはリーダー同士の心理的距離を一気に縮める武器となるためです。
麻生氏は外務大臣時代および首相在任時、バチカン(ローマ教皇庁)を公式訪問し、当時のローマ教皇ベネディクト16世と親しく謁見を果たしています。この会談で教皇から「日本の首相がフランシスコという洗礼名を持つカトリック信徒であること」を直々に歓迎され、宗教対話や国際平和に関する深い意見交換が行われました。
サミット(主要国首脳会議)などのディナーの席でも、各国の要人たちとキリスト教の歴史やラテン語の格言を交えたハイレベルな雑談をこなせる数少ない日本人リーダーとして、国際社会から一目置かれていた事実は見逃せません。