ガソリンスタンド業界で最も重宝される国家資格が「危険物取扱者 乙種第4類(通称:乙4)」です。引火性液体(ガソリン、軽油、灯油、重油など)を取り扱う現場には、法律上必ず有資格者を配置しなければなりません。
特にセルフスタンドの深夜営業では、乙4保持者の常駐が絶対条件となります。そのため、求人市場において乙4所持者は圧倒的な優遇措置を受けられます。
資格手当の相場は、時給制であれば1時間あたり+50円〜+100円程度の上乗せが一般的です。月給制やフルタイム勤務の場合、月額5,000円〜15,000円前後の固定手当が支給されるケースも見られます。
例えば、基本時給1,200円の店舗で乙4手当(+100円)が付き、深夜帯(22時〜翌5時)に勤務した場合の試算は以下の通りです。
- 基本時給 1,300円(基本1,200円 + 資格手当100円)
- 深夜割増 1.25倍 = 実質時給 1,625円
- 1回8時間勤務(実働7時間)で日給約11,375円、月15回勤務で月収17万円超
乙4の試験は学歴や年齢に関係なく誰でも受験可能で、合格率は例年30%〜40%前後で推移しています。高校生や文系未経験者であっても、1〜2ヶ月間の計画的な過去問学習で十分に一発合格が狙える難易度です。スタンド側が資格取得費用の全額補助や合格報奨金を用意している求人も多く、アルバイトをしながら国家資格を取得し、将来の履歴書を強化する手段としても極めて合理的と言えます。