いま本作を再評価すべき最大の理由は、待望のシリーズ最新作『トイ・ストーリー5』へと地続きで繋がるテーマ性にある。劇中、持ち主の少年メイソンは最新の家庭用ゲーム機に夢中になり、目の前にあるおもちゃに見向きもしない。
「デジタル画面におもちゃが敗北する」という構図は、まさに現代の子ども部屋で日常的に起きている現象だ。『トイ・ストーリー5』でもテクノロジーと玩具の対立や共存が大きな鍵を握ると噂されるなか、本作はすでにその危機感を先取りして描いていた。画面の光に奪われた子どもの関心を、おもちゃたちはいかにして取り戻すのか。本作のラストで描かれた泥臭い「ごっこ遊び」の奪還は、シリーズの未来を照らす重要な道標となっている。