1974年、東京・原宿。岩城滉一を副社長、舘ひろしを社長として結成されたバイクチーム「COOLS」は、黒の革ジャンと黒のバイクで街を席巻した。佐藤秀光はその結成時からの中心人物であり、ドラマーとして、またチームの顔として一目を置かれる存在だった。
彼らが体現したロカビリーやロックンロールのアティチュードは、単なる若者の流行に留まらず、カルチャーとしての確固たる地位を築いていく。どんな時代になってもブレない「かっこよさ」の裏には、若き日の熱狂と、それを静かに見守り受け止めてきたパートナーの存在があったことは想像に難くない。