キンプリ脱退メンバーの現在と真相|なぜ別々の道へ?2人体制の今

キンプリ脱退メンバーの現在と真相|なぜ別々の道へ?2人体制の今

キンプリ脱退メンバーの現在と真相|なぜ別々の道へ?2人体制の今とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

なぜ、国民的アイドルとしての絶頂期にありながら、グループは分裂を選ばざるを得なかったのでしょうか。公式発表や報道各社の取材、そして後に本人たちが語った言葉を総合すると、根底にあったのは「目指す活動のスピード感と海外進出に対するスタンスの違い」でした。

King & Princeは、創業者である故・ジャニー喜多川氏から直接「世界を目指せ」と教え込まれて結成されたグループです。特に平野紫耀さんは、デビュー当初から一貫して「海外で通用するパフォーマンス力を身につけ、世界中の人々に音楽を届けたい」という明確なヴィジョンを抱いていました。しかし、国内のドームツアーやドラマ、バラエティ番組といった膨大なレギュラー業務に追われる日々の中で、本格的な海外レッスンや楽曲制作に割けるリソースには構造的な限界がありました。

2022年11月のファンクラブ会員向け動画において、平野紫耀さんは「目標を失い、自分の年齢的にも、もう海外進出は間に合わないと感じた」と率直な胸の内を吐露しています。20代後半という、ダンサーおよびパフォーマーとして肉体的なピークを迎える時期において、国内中心の王道アイドル活動を継続することへの強い焦燥感があったことは明白です。

岸優太さんもまた、自身のスキル不足を痛感するとともに、「海外で通用する表現者になるためには、一度すべての環境をリセットし、退路を断って修行に専念しなければならない」という強い職人気質が脱退理由の中核にありました。一方で、神宮寺勇太さんは「誰か1人でも辞めるなら、自分も一緒に辞めると決めていた」と告白しており、メンバー間の深い絆と、グループの形が崩れることへの責任感から自ら身を引く選択をしました。

対照的に、永瀬廉さんと髙橋海人さんは、「今目の前にいる日本のファンを最も大切にしたい」「国内で培ったKing & Princeという看板を絶やさず、息の長いグループとして守り続けたい」という信念を持っていました。どちらの選択が正しいかという二元論ではなく、「世界へ打って出るための迅速な挑戦」か、「国内ファンとの絆を継承する持続的な活動」かという、プロフェッショナルとしての人生観の違いが分裂の真因でした。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。