世間が抱く警察官のイメージは、長年テレビや映画が作ってきた部分も大きい。かつて大ヒットした『踊る大捜査線』で見られた熱血な現場の絆や、緊迫感溢れる警察学校を描いた『教場』のような作品は、今やフジテレビの放送枠を超えてNetflixなどの配信プラットフォームを通じて世界中で視聴されている。こうした刑事ドラマの影響で、余興に警察ドラマのテーマ曲を使ったり、逮捕劇に見立てたコントを期待したりする参列者も少なくない。
しかし、実際の披露宴はエンターテインメントの枠を超えた品格が求められる。身内の余興で警察の装備品を模した小道具を使う際も、節度を越えた演出は上司からの厳しい視線を浴びることになりかねない。フィクションの派手さと現場のリアルな規律の間で、いかにスマートな演出を取り入れるかが幹事の腕の見せ所となる。