「胸肩神社」という独特の社号は、単なる漢字の珍しさにとどまらず、日本書紀に記録された神話の原点と、玄界灘から列島を縦断して東国を開拓した古代海人族の壮大な足跡を現代に伝えています。胸や肩の疾患平癒という俗信的な親しみやすさの奥には、数千年の風雪に耐えて道中安全を守り続けてきた強靭な祈りの系譜が存在します。
福島県いわき市の沿岸部で潮風に吹かれる社も、栃木県小山市の思川の畔で緑に抱かれる社も、訪れる参拝者を静かに迎えてくれます。もしその鳥居をくぐる機会があるならば、人体の悩みを祈ると同時に、かつてこの地を拓き、命がけで水路を渡った先人たちの航海安全への祈りに思いを馳せてみてください。表面的な文字の印象を超えた、深い歴史の息吹がそこにあります。 (出典: 胸 肩 神社(Yahoo!ニュース))
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