近年、省スペースで飼育できるコンパニオンアニマルとしてげっ歯類への関心が高まり続けています。ただし、種によって生態や寿命、コミュニケーション能力には大きな差があります。
最も身近なハムスターは、単独飼育が基本で夜行性、寿命は約2〜3年と比較的短命です。一方、南米の高地原産のチンチラは、非常に密度の高い極上の毛並みを持ち、適切な温度管理下では10〜15年以上生きる長寿種です。
また「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれるデグーは、社会性が非常に高く、多彩な鳴き声で仲間と意思疎通を図ります。知能が高いため飼い主の顔や声を識別し、手や肩に乗るなど深いスキンシップを楽しめる点が評価されています。デグーの寿命は約5〜8年です。どの種を迎えるにしても、前歯の摩耗を促す牧草(チモシー)の給餌や、かじり木の設置、厳密な室温管理が健康維持の必須条件となります。