結婚準備中のプレ花嫁が直面する疑問の一つに、「カラーのブーケは縁起が悪いのか」という問題があります。結論から断言すれば、カラー花言葉結婚式NGという説は、現代のウェディング現場の実態とは著しく乖離した誤解に過ぎません。
大手ブライダルプロデュース企業に所属する現役シニアフローリストは、取材に対して次のように現場の温度感を明かします。
「ブライダル業界において、カラーのアームブーケやクラッチブーケは王道中の王道です。特にマーメイドラインやスレンダーラインのドレスを着用される新婦様からの指名率は極めて高く、2025年から2026年にかけての統計でも、スタイリッシュ系ブーケの採用率で常に上位を維持しています。『花言葉が怖いから避けたい』と仰るお客様は年に1人いるかどうかで、現場でNG花材として扱われることは一切ありません」
SNSやネット掲示板(知恵袋など)を精査すると、「結婚式で使ってはいけないと言われた」という相談の多くは、新郎新婦本人ではなく、欧米文化に明るい高齢の親族や、映画のワンシーンを記憶しているゲストからの指摘を恐れたケースであることが判明しています。後述するカラー花葬式由来の文化が、海外映画の葬儀シーンを通じて日本人の潜在意識に刷り込まれた結果、一部で過度な警戒感が生じたのが実相です。