SlackやTeamsなどのチャットツール、そして英文ビジネスメールにおいて、「気にしないでください」という返答は日常茶飯事です。しかし、テキストコミュニケーションでは表情や声のトーンが伝わらないため、選ぶ語彙が人間関係の評価に直結します。
都内の外資系ITコンサルティングファームでマネージャーを務める人物は、現場の生々しい実態について次のように語っています。
「中途採用された日本人メンバーが、海外オフィスのディレクターからの軽微な修正連絡に対して『Never mind!』とチャットで即答し、ディレクターが『私は何か失礼なことを言って怒らせただろうか』と真剣に心配して私に相談してきた事例がありました。本人は『お気になさらず!』と伝えたかっただけなのですが、文字面だけだと極めて素っ気なく、不機嫌な印象を与えてしまったのです」
フォーマルなビジネスシーンや社外顧客とのやり取りで「気にしないでください」と伝えたい場合、気にしないでビジネスメール英語としては以下の表現が標準的です。
- Please do not worry about it.(どうぞご心配なさらないでください)
- It is not a problem at all.(まったく問題ございません)
- No need to apologize, it is completely fine.(お詫びには及びません、問題ありませんのでご安心ください)
取引先や上司に対してフランクすぎる返答を避け、相手を気遣う英語フレーズを前置することで、心理的安全性を与え、プロフェッショナルとしての信頼度を飛躍的に高めることができます。