近年、特に問題視されているのが、低価格な情報から段階的に高額商材へと引きずり込む手口です。初期の入り口としては、ワンコイン(500円〜1,000円程度)で購入できるナンバーズ4予想屋noteや、X(旧Twitter)での「フォロー&リポストで無料予想プレゼント」といったカジュアルな企画が用いられます。
しかし、少額の情報で一度でもかすり傷程度の当たり(数百円〜数千円のボックス当選など)を引かせると、犯行グループは獲物を逃しません。「noteでは公開できない門外不出の極秘データがある」「独自のナンバーズ4有料予想の危険性を回避した完全裏ルート」と称して、外部の非公開LINEアカウントや会員制Discordへと誘導します。
クローズドな空間に囲い込んだ後、持ちかけられる典型的なナンバーズ4予想屋詐欺の手口には、以下のような特徴が見られます。
- 「内部関係者からのリーク情報」の騙り:抽籤機の製造関係者や関係省庁の天下りルートから数字が事前に漏れていると騙る手口。しかし、ナンバーズ4の抽籤は、みずほ銀行の公開抽籤会場において電動風車型抽籤機「クーちゃん」を用いて一般公開の元で行われており、人為的な不正や事前漏洩が起こる余地は構造上ありません。
- 「AI特許取得・ディープラーニング解析」の誇大広告:過去数千回の当選データからAIが次回数字を1点に絞り込むと豪語する手口。過去の出目データは独立試行(過去の結果が次回に影響を与えない)であるため、どれほど高性能なAIであっても、完全ランダムな物理抽選の結果を百発百中で予測することは現代の科学水準でも不可能です。
- 「後払い制・成功報酬型」の罠:「当たるまで情報料はいただきません」と安心させ、外れた場合は「購入指定金額が足りなかった」などと言いがかりをつけ、当たった場合のみ高額な成功報酬を巻き上げる手口。予想屋側には一切のリスクがなく、参加者だけが購入代金の自己負担リスクを背負わされます。
国民生活センター(PIO-NET)や消費者庁にも、宝くじやロトの当せん番号を教えるとうたう情報商材に関する相談は年々寄せられており、被害額が数百万円に達するケースも報告されています。宝くじ情報商材の真相は、ギャンブル依存や生活不安に付け込んだ悪質な資産収奪ビジネスに過ぎません。