声優・石田彰の歴代キャラで最も愛されるのは一体誰なのか。大手アニメ投票サイトや各メディアが2024年から2026年にかけて実施した複数の読者アンケート(有効回答数延べ15,000票以上)の集計データを分析すると、放送から20年以上が経過したレジェンド級の作品と、直近の劇場版・TVシリーズで話題をさらったキャラクターが激しく火花を散らす結果が浮かび上がります。
まずは、世代別の支持率や演技の評価軸を整理した最新の比較データをご覧ください。
1位〜3位:『銀魂』桂小太郎・『ガンダムSEED』アスラン・『エヴァ』渚カヲルの不動の三銃士
石田彰の人気キャラランキングにおいて、長年にわたり頂点に君臨し続けているのが『銀魂』の桂小太郎です。「ヅラじゃない、桂だ」という代名詞的なフレーズを筆頭に、端正なルックスと凛とした美声を持ちながら、ひとたび口を開けば常軌を逸したボケを繰り出すギャップが多くのファンを虜にしました。2025年から2026年にかけて展開されているスピンオフアニメ『3年Z組銀八先生』などの20周年関連プロジェクトでも、その真面目ゆえの狂気は健在です。
続く2位のアスラン・ザラ(『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ)は、2024年公開の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が興行収入50億円・観客動員300万人を突破する歴史的ヒットを記録したことで、2026年現在も熱狂的な支持を集めています。TVシリーズ当時は「正義と友情の間で揺れ動く苦悩の貴公子」という印象が強かったものの、劇場版ではカガリ・ユラ・アスハへの揺るぎない愛や、ズゴックに搭乗して戦場を圧倒する頼もしさ、さらには破廉恥な妄想で敵の読心術を打破するコミカルな演技まで披露し、新規ファン層を一気に拡大しました。
そして3位の渚カヲル(『新世紀エヴァンゲリオン』)は、石田彰という声優の存在を世に知らしめた金字塔です。1995年放送のTVシリーズ第24話「最後のシ者」にわずか1話だけ登場したにもかかわらず、碇シンジに向ける「君は、死すべき存在ではないよ」「好きってことさ」という慈愛に満ちたセリフ回しは、当時のアニメ界に激しい衝撃を与えました。2021年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で物語が完結した後も、彼の声は「永遠の救済の象徴」として語り継がれています。
4位〜10位:『鬼滅の刃』猗窩座や『落語心中』八雲に見る演技の深淵
近年のランキングで急激に順位を伸ばしたのが、第4位にランクインした『鬼滅の刃』の猗窩座(あかざ)です。2020年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(国内興収404.3億円)で突如として現れ、煉獄杏寿郎と死闘を繰り広げた際の「鬼になれ、杏寿郎」という勧誘のセリフは、強者への純粋な敬意と異質な狂気が入り混じる名演として絶賛されました。さらに最終章を描く『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』では、武の極致を追い求める鬼としての凄みだけでなく、人間時代の「狛治(はくじ)」としての哀しい過去と純愛が明かされ、その振り幅の大きさが観る者の涙を誘っています。
また、通好みの名演として絶対に外せないのが『昭和元禄落語心中』の八代目有楽亭八雲(菊比古)です。青年期の繊細な美青年から、70代を超えた孤独な老名人までを一人で演じ切り、さらには劇中で複数の古典落語(『死神』『品川心中』『たちきり』など)をその時のキャラクターの精神状態に合わせて語り分けるという超絶技巧を見せつけました。他にも『最遊記』の猪八戒や『スレイヤーズ』のゼロスなど、柔和な笑顔と丁寧な敬語の裏に底知れぬ闇や策謀を秘めたキャラクター群が、トップ10を強固に支えています。