川越少年刑務所は、全国にある刑務所の中でも「規律と集団行動の厳しさ」で知られています。その背景には、若年受刑者の乱れた生活習慣を根本から矯正し、社会復帰後に自律した生活を送らせるという明確な方針があります。
刑務所内での生活は、起床から就寝まで分単位で管理されています。朝は6時45分頃に起床し、素早い布団の畳み込みや点呼が行われます。移動時は号令に合わせた「整調行進」が徹底され、足の角度や腕の振りまで厳格に指導されます。居室内の整理整頓についてもミリ単位の乱れが指導対象となるなど、過酷とも言える緊張感が保たれています。
処遇が厳しい理由は単なる懲罰ではありません。感情のコントロールが未熟な若年層に対し、徹底した忍耐力と自己管理能力を叩き込むことで、出所後の再犯率を抑え込む構造的な狙いがあるからです。