「しゃかりき」という言葉に対して、「関西弁や西日本の方言ではないか?」と感じる読者も多いようです。実際には特定の地方に限定された方言ではなく、全国で通じる標準的な日本語です。ただし、テンポの良さや威勢の良い語感から、上方落語や関西の漫才、大衆演劇などで好んで使われてきた歴史があり、西日本出身者の会話で頻出する傾向が見られます。
また、この言葉は日本のポップカルチャーのタイトルや芸名としても強い存在感を放っています。
代表的な例が、曽田正人氏による自転車ロードレース漫画の金字塔『シャカリキ!』(週刊少年チャンピオン連載)です。坂道を愛し、どんな激坂でも愚直にペダルを踏み込み続ける主人公・野々村輝の生き様は、まさに「しゃかりき」という言葉が持つ熱量と不屈の精神を完璧に体現しており、アニメ化や実写映画化も果たす名作となりました。
お笑い界では、吉本興業所属のコンビ「しゃかりき」が知られています。特にツッコミの光さんが扮するキャラクター「光ママ」は、親しみやすく愛情に溢れた“おかんあるある”のショート動画でSNSを中心に大ブレイクを果たしました。エネルギッシュで前向きな笑いを届けるコンビ名にも、言葉本来のバイタリティが息づいています。