ネット上の掲示板やSNSでは、名義変更手続きに関する「現場の生々しい混乱」が数多く共有されています。
「ナンバープレートのボルトが錆び付いていて窓口の駐車場で外せず、工具を借りることもできずに途方に暮れた」(20代男性・個人売買初心者)という整備面の実態や、「旧所有者が引っ越しを3回繰り返していたため、車検証の住所から現在の住民票まで繋がらず、役所を何箇所も往復して戸籍の附票を取り寄せる羽目になった」(30代男性・大型二輪購入者)という書類上のトラブルが後を絶ちません。
行政のデジタル化が進む昨今においても、二輪車の登録実務は依然として「紙の原本」と「対面審査」が主流です。特に地方の運輸支局では月末や年度末(3月下旬)になると窓口が数時間待ちになることも珍しくありません。わずかな記載ミスや印鑑の押し直しができない(旧所有者が同伴していない)状況下では、窓口の職員も融通を利かせることが法的に不可能なため、結果として書類の再送や再アポイントが必要になるのです。