SNSや実況掲示板において、毎週日曜の放送時間帯になると「ノリスケ ハイエナ」「ノリスケ クズ」というワードがトレンド入りすることがあります。なぜ親しみやすい親戚のお兄さんであるはずの彼が、ここまで過激な言動で揶揄されるに至ったのでしょうか。
その背景には、長年にわたるアニメオリジナルの演出と脚本による行動のエスカレートがあります。特に有名なのが以下のエピソード群です。
- すき焼き・寿司の襲撃事件:磯野家がすき焼きや出前寿司など、普段より豪華な食事を用意している日に限って、どこからともなく匂いを嗅ぎつけて現れ、当然の顔で平らげていく嗅覚。
- 勝手な飲食と昼寝:家主である波平やフネが不在でも勝手口から上がり込み、冷蔵庫の果物や高級洋菓子を完食。波平の愛読書を枕にして居間で爆睡する。
- カツオへの責任転嫁:自分の失態や無駄遣いをカツオのせいにしようと画策し、子どもの小遣いをアテにする。
これらが極点に達したのが、ファンの間で伝説となっている波野ノリスケの出禁(出入り禁止)理由です。2022年放映のエピソード「ノリスケ迷惑電話」や過去の傑作回において、波平が大切に保管していた秘蔵の酒を勝手に飲んで空瓶に安酒を注ぎ足した行為や、磯野家の電話を仕事の私用に使い倒して重要な連絡を遮断させた事件が発生しました。温厚なフネですら呆れ返り、激怒した波平から「ノリスケ!お前は当分我が家の敷居をまたぐな!」と怒声とともに叩き出されたのです。
視聴者の間では「親戚とはいえ厚かましすぎる」「もはやサイコパスの領域」と面白半分に炎上しましたが、この図太さこそが『サザエさん』という日常劇を予定調和から救い出す、計算されたスパイスでもあります。