烏須井八幡神社を語る上で欠かせないのが、全国から拝受を求めて人々が訪れる「願い玉」です。手のひらに収まる素焼き調の玉に、色とりどりの細工紐が編み込まれたこのお守りには、厳格にして明確なルールが存在します。それは「欲張らず、心に決めた願い事を1つだけ込める」という点です。
一般的な神社のお守りは、交通安全や学業成就などあらかじめ神徳が定められているケースが主流です。しかし烏須井八幡神社の願い玉は、授かる本人が具体的な願いを託す「諸願成就」の形式をとっています。境内の授与所で授かった後、本殿の前で心を鎮め、ただ1つの念願を強く祈念することで祈りの契約が結ばれます。
ネット上では「驚異的な的中率」「復縁が叶った」「難関試験に滑り込んだ」といった噂が絶えません。現地を調査すると、本殿脇の返納台には、願いを果たした人々が持ち帰ってきた願い玉が幾重にも重なり合っています。神社関係者の証言や長年通う崇敬者の声を総合すると、毎月数百体以上もの玉が全国各地からお礼参りとともに返納されており、この目に見える「成就の痕跡」こそが、噂が単なる都市伝説ではないことを雄弁に証明しています。