画面を開けば、冷徹な眼差しと突き放すようなメッセージ。一見すると厳しすぎる演出だが、これこそがユーザーの求めている刺激だ。「推し」と呼ばれる大好きなキャラクターから叱られるような感覚が、罪悪感ではなくモチベーションへと直結する。
人間は、見知らぬ他人に注意されると反発を覚えるが、感情移入しているキャラクターからの言葉には素直に耳を傾ける傾向がある。心理学で言うところの「パラソーシャル相互作用」が好例だ。画面の中で睨みを効かせるキャラクターの姿は、脳内で「応援されている」「期待されている」というプラスの感情に変換される。結果として、無意識にアプリを起動しようとしていた指が止まるのだ。