インターネットの検索エンジンやSNS、闇フォーラム上には「1通3万円から作成」「本物と見分けがつかない高品質卒業証書」などと謳う偽造業者が暗躍しています。しかし、こうした業者に接触することは、偽造罪の共犯になるだけでなく、さらなる犯罪被害に巻き込まれる危険な入り口です。
偽造代行業者の大半は海外に拠点を置く詐欺グループや反社会的勢力のフロント組織です。依頼時に氏名、生年月日、住所、顔写真、身分証明書のコピーといった極めて重要な個人情報を渡すことになりますが、書類が粗悪なコピー用紙で届くだけならまだしも、書類送付後に「警察に学歴詐称を通報されたくなければ追加で50万円支払え」と恐喝(脅迫)のターゲットにされる二次被害が相次いで報告されています。
ネット上のコミュニティや相談掲示板では、「業者を使って卒業証明書を提出して内定をもらったが、毎日発覚の恐怖で眠れない」「会社で大学の話題が出るたびにパニック発作が起きる」といった当事者の悲痛な告白が散見されます。嘘で塗り固めた立場を守るために精神をすり減らし、最終的には自滅するか、発覚して社会的制裁を受けるという過酷な代償を支払うことになります。