武庫川女子大学のキャンパスを実際に歩くと、ネット上で語られる「近寄りがたいセレブ感」とは全く異なる空気感に気付かされます。在学生や卒業生の手記、大手就職情報サイトのリアルな口コミ調査から見えてくるのは、礼儀正しくも人懐っこい学生のパーソナリティです。
在学生の一人は、大学の生活環境について手記の中で次のように証言しています。
「入学前は、ブランドバッグを持ったお嬢様ばかりなのではないかと不安でした。しかし実際に講義室に入ると、カジュアルな服装でノートを広げる普通の女子学生ばかり。お互いに助け合ってテスト勉強に打ち込み、放課後は鳴尾や甲子園駅周辺のカフェで他愛のない話で笑い合っています。派手なマウンティングなどは一切なく、とても居心地が良い環境です」(文学部3年次生の手記より引用)
一方、同校の看板学部の一つである薬学部の評判と内情には、少々異なる側面も見受けられます。
「薬学部は6年間で学費総額が約1,200万円を超えるため、実家が開業薬局や医師家庭、製薬会社勤務といった同級生が珍しくありません。長期休暇に海外旅行へ出かける話などを聞くと、確かにお金持ちが多いと感じる場面はあります。ただ、日々の実習や国家試験対策が非常に過酷なため、お嬢様気取りで遊んでいる暇など誰にもありません。泥臭く勉強をやり切る連帯感が強いため、家庭環境の違いで仲間外れになるような空気は皆無です」(薬学部卒業生・現役薬剤師の証言)
このように、学部によるある程度の経済的グラデーションは存在するものの、キャンパス全体を支配しているのは「ひたむきに学業と向き合う真面目さ」であり、これが学内外での高い好感度につながっています。