かつて大阪城公園のお花見バーベキュー期間といえば、東外堀の東側エリアなどに朝早くから場所取りのブルーシートが敷き詰められ、コンロを持参した花見客でごった返していました。しかし現在、園内での無許可の火気使用およびバーベキュー用具の持ち込みは全面禁止となっています。
この転換の引き金となったのが、放置ゴミの山と芝生の焼損、そして近隣住民や観光客からの度重なる苦情でした。歴史的遺構を抱える特別史跡でありながら、投棄された炭による火災リスクや、激しい煙によるランナー・散策者への健康被害が深刻化。管理を担う大阪城パークマネジメント共同事業体の公式発表を通じ、安全かつ持続可能な公園利用を目的とした大規模なルール改編が断行されました。
いわゆる「コモンズの悲劇(共有資源の荒廃)」に直面した大阪市は、Park-PFI(公募設置管理制度)を導入。無秩序な利用を排除し、設備と衛生管理が行き届いた認可施設への一本化を図りました。「勝手に機材を持ち込んで無料で焼く」行為は即座に警備スタッフからの退去勧告対象となるため、現在の指定ルールを正確に把握しておく必要があります。