かつて個人間のトレードや地域の交換会に限られていたカードの流通は、ネットプラットフォームの普及によって劇的な変化を遂げた。メルカリなどのフリマアプリやヤフオクといったオンラインオークションの台頭が、価格の可視化と取引の円滑化を一気に推し進めた。
スマホ一台で即座に出品・購入ができる環境が整ったことで、「現地へ行く時間はないが、どうしてもコンプリートしたい」という層と、「旅行ついでに入手したカードを手放したい」という層が効率よくマッチングされるようになった。この市場環境の成熟が、相場の流動性を高め、プレミア価格の定着を後押ししている。
一方で、転売目的による買い占めや配布場所でのマナー違反といった懸念も浮上しており、配布側の自治体が一人あたりの受け取りルールを厳格化するなど、適正な流通に向けた模索も続いている。