日本人間ドック・予防医療学会などのガイドラインにおいて、一般的な中性脂肪の空腹時基準値は30〜149mg/dLと定められています。この境界線である150mg/dL以上に達すると、日本動脈硬化学会の診断基準に基づき「高トリグリセライド血症(脂質異常症)」と判定されます。
注意したいのは、受診時の採血条件です。健康診断で「10時間以上の絶食」が徹底されるのは、中性脂肪が直前の食事内容に極めて敏感に反応するからです。食後は一時的に誰でも数値が上昇しますが、食後10時間以上経過した空腹時の血中脂質濃度を測定することで、肝臓での脂質代謝や基礎的な体質を正確に評価できます。