緊張型頭痛の引き金は、大きく分けて「身体的ストレス」と「精神的ストレス」の2つです。
身体的ストレスの代表例が、長時間のデスクワークやスマートフォン操作に伴う不良姿勢(ストレートネックや猫背)です。人間の頭部の重さは成人で約4〜6kgありますが、前傾姿勢が続くと首や背中の筋肉にはその数倍の負荷がかかります。その結果、僧帽筋や後頭下筋群が過度に収縮し、内部を通る血管や後頭神経を圧迫して痛みを引き起こすのです。
一方、精神的ストレスや過度な緊張が続くと交感神経が優位になり、無意識のうちに肩をすくめたり歯を食いしばったりします。この持続的な筋緊張が脳の痛みのコントロール機能を低下させ、慢性的なストレス性頭痛へと移行する悪循環を生み出します。