仰向けで横たわった際、腰と敷布団の間に手のひらがすんなり入ってしまう状態は、明らかな反り腰のサインです。本来、人間の背骨は緩やかなS字カーブを描いていますが、骨盤が前に倒れる骨盤前傾が進むと、腰椎(腰の骨)の前への湾曲が極端に強くなります。
この状態で脚をまっすぐ伸ばして仰向けになると、太ももの付け根にある腸腰筋(ちょうようきん)が引っ張られ、腰椎をさらに前方へと引っ張り上げます。結果として、腰が宙に浮いた状態となり、本来なら背中全体に分散されるべき上半身の重みが腰の筋肉や椎間板に集中します。これが、反り腰による寝起きの腰の痛みの直接的な原因です。一晩中、重い荷物を腰だけで支え続けているような負荷がかかっているため、起床時に鋭い張りや重だるさを感じてしまいます。