Itストラテジストの勉強時間は500時間必要?合格を分ける最短攻略法

Itストラテジストの勉強時間は500時間必要?合格を分ける最短攻略法

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SNSや大手掲示板の受験スレッドを丹念に追跡すると、「午後1は80点で通過したのに、午後2でC判定やD判定をもらって3年連続で落ちた」という悲痛な叫びが数多く見受けられます。何百時間も過去問を解き、知識を完璧に詰め込んだ優秀なエンジニアがなぜ涙を飲むのか。その真相は、「現場エンジニアの心理的バイアス」にあります。

開発現場で日々課題と向き合っている技術者ほど、論文で「いかに最新のクラウド技術を活用したか」「いかに高度なAIアルゴリズムを実装したか」といった技術的優位性をアピールしがちです。しかし、ITストラテジスト試験の採点官が求めているのは、技術のカタログスペックではありません。「なぜ競合他社に対してその戦略が必要だったのか」「経営陣をどう説得し、投資対効果(ROI)をどう算定したのか」「導入後の業務改革(BPR)に現場の反発をどう抑えて伴走したのか」という、経営層・事業責任者としての意思決定プロセスです。

技術を主語にして文章を書いてしまうと、採点官からは「それはプロジェクトマネージャやシステムアーキテクトの仕事であり、ITストラテジストの役割を果たしていない」と判定され、容赦なく足切りされます。不合格者の手記を分析すると、文章の拙さではなく、「出題者が求めている立場(経営を導くCIO・CTOの視座)になりきれなかったこと」が不合格理由の9割を占めているのが偽らざる実態です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。