定期試験や共通テスト、難関大入試において、出題者は「単なる色の丸暗記」だけでは解けない応用問題を仕掛けてきます。高得点を狙うために絶対に押さえておくべき3大トラップを解説します。
1. なぜ「白金線」または「ニクロム線」を使うのか?
実験手順を問う問題で頻出です。炎色反応を観察する際、試料をつける棒には白金(Pt)やニクロム線が使われます。理由は「それ自体が炎色反応を示さず、融点が高いため炎の中で不純物の光を出さないから」です。鉄や銅の棒を使ってしまうと、器具自体の金属が光って試料の正確な色が判別できなくなります。
2. 試料をつける前に「濃塩酸」で洗う理由
白金線をバーナーの外炎にかざす前、必ず濃塩酸に浸して加熱・洗浄します。これは不揮発性の不純物を「揮発しやすい塩化物(塩化ナトリウム等)」に変えて焼き飛ばし、完全に器具をきれいにするためです。
3. カリウム(K)の観察には「コバルトガラス」を通す
微量のナトリウム(Na)が不純物として混ざっていると、Naの強烈な黄色にかき消されてカリウムの淡い赤紫色が見えなくなってしまいます。青いコバルトガラスを通すことで黄色の光が吸収・遮断され、カリウム特有の赤紫色をはっきりと確認できるようになります。