幼少期からインターナショナルスクールで学んでいた長男と次男が、英国留学へと旅立ったのは数年前のこと。単身で海を渡る決断には、母・紗栄子の葛藤も小さくなかったはずだ。だが、彼女が提示したのは「自分の足で立ち、世界を見る」という開かれた選択肢だった。
イギリスの名門全寮制校といえば、伝統と格式を誇るイートン校をはじめ、世界各国のリーダー層を輩出してきた教育機関が連なる。規律ある寮生活のなかで、長男も次男も学芸とスポーツの両面に励み、異文化のなかで個性を磨いてきた。親の七光りに頼るのではなく、自らの力で環境に適応する日々が、彼らをたくましく鍛え上げている。