絵仏師良秀の現代語訳全文と品詞分解|火事で笑った狂気の理由を徹底解説

絵仏師良秀の現代語訳全文と品詞分解|火事で笑った狂気の理由を徹底解説

絵仏師良秀の現代語訳全文と品詞分解|火事で笑った狂気の理由を徹底解説に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

定期テストや大学入試基礎において、この文章から出題されるポイントは明確に決まっています。文法識別と重要単語の意味を確実に整理しておきましょう。

教科書の重要語句まとめ

  • せうとく(所得):名詞。儲けもの、得をしたこと。現代の「所得(収入)」とは異なり、「不意に得た利益や教訓」を指す。
  • あさまし:形容詞(シク活用)。驚きあきれるばかりだ、情けない。(※本文周辺の設問で類義語として頻出)
  • ものの憑きたるか:「物の怪が憑依したのか、気が狂ったのか」の意。「もの」は霊や魔物、「憑く」は四段動詞、「たる」は存続・完了の助動詞、「か」は疑問の終助詞。
  • なんでふ:副詞。どうして〜か(いや、〜ない)。反語表現を作る重要単語。
  • わ殿たち:代名詞「わ殿(お前、そなた)」+複数接尾語「たち」。相手を見下したニュアンスを含む呼びかけ。
  • よばひたる者(よばひたる不動尊):「よばふ」は「呼ぶ」の反復・継続、あるいは「評判になる、噂される」の意。連用形「よばひ」+存続・完了の助動詞「たり」の連体形。「世間で評判になった名画」を意味する。

テスト頻出箇所の品詞分解

文法問題として最も狙われやすい3箇所の品詞分解を掲載します。

①「あはれ、しつるせうとくかな」
・あはれ:感動詞(ああ)
・し:サ変動詞「す」の連用形
・つる:完了の助動詞「つ」の連体形(※直後の名詞「せうとく」を修飾)
・せうとく:名詞(儲けもの)
・かな:終助詞(詠嘆「〜だなあ」)

②「ものの憑きたるか」
・もの:名詞(物の怪)
・の:格助詞(主格「〜が」)
・憑き:カ行四段動詞「憑く」の連用形
・たる:存続の助動詞「たり」の連体形
・か:終助詞(疑問「〜のか」)

③「また造りても持ちつべし」
・また:副詞(再び)
・造り:ラ行四段動詞「造る」の連用形
・て:接続助詞
・持ち:タ行四段動詞「持つ」の連用形
・つ:強意の助動詞「つ」の終止形
・べし:推量の助動詞「べし」の終止形(※「〜にちがいない」「〜できるはずだ」)

【定期テスト予想問題】記述対策3選

【問1】良秀が「あはれ、しつるせうとくかな」と言ったのは、具体的に何を得たと考えたからか。40字以内で説明せよ。
【解答例】自宅の火事を見て、長年描けなかった不動明王の火炎の真の燃え方を体得できたこと。(38字)

【問2】「なんでふ、ものの憑くべきぞ」を現代語訳した上で、良秀の心理状態を説明せよ。
【解答例】(現代語訳:どうして物の怪などが憑りつくことがあろうか、いや憑りついてなどいない。)周囲が狂気と見なした行動は、自分にとっては絵師としての極めて合理的な発見に基づいた行動であるという確信。

【問3】良秀が周囲の人々を「わ殿たちこそ、才もなくて、ものをも惜しみ給へ」とあざ笑った理由を簡潔に述べよ。
【解答例】絵師としての腕さえあれば家も妻子も後からいくらでも得られるのに、形ある財産に執着して絵画の真理を理解できない凡人たちを見下したため。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。