芸能界やスポーツメディアの第一線で活躍する才色兼備のキャスターには、常に浮名がつきまとう。しかし、深津瑠美の歩んできた道をどれほど丹念に辿っても、世間を騒がせるような決定的な芸能スキャンダルは見当たらない。大学時代にミスコンで脚光を浴び、キー局の入社試験でも注目株と目されていた彼女の周囲には、当然ながら引く手あまたのアプローチがあった。
「学生時代からとにかく自分を厳しく律する女性でした」と、当時を知る関係者は振り返る。民放各社のアナウンサー試験を競い合った同期や、広告代理店の若手エリート、果ては有望な若手アスリートまで、交際の噂が局地的に囁かれた夜は数知れない。だが、それらは常に決定打を欠いたまま煙のように消えていった。熱愛報道で誌面を飾るリスクを誰よりも熟知していた彼女は、プライベートのガードを極限まで固めていたのだ。
破局の真相として語られるエピソードの多くも、深津瑠美本人の徹底したプロ意識に起因している。中途半端な関係を許さず、仕事への妥協を一切排除する姿勢。その隙のなさが、生半可な気持ちで近づいてきた男性たちを自然と遠ざけていたのかもしれない。