『ラスト・シンデレラ』を語る上で欠かせないのが、視聴者の心拍数を跳ね上げた数々のロマンティックな演出です。特に第1話のラストから話題をさらったベッドサイドでのキスシーンや、広斗が桜の髪を優しく撫でる仕草は、三浦春馬自身が監督と細部まで動きをすり合わせて構築したものでした。
また、物語後半にかけて繰り広げられた藤木直人演じる立花凛太郎との三角関係は、視聴者を「広斗派」と「凛太郎派」に二分する激しい議論を巻き起こしました。公式サイトや当時のSNS上では、最終回直前にエンディングを予想する投票企画が実施され、最終的に広斗と結ばれる結末が放送された瞬間はサーバーが一時ダウンするほどの反響を呼びました。
計算し尽くされたカメラアングルと、篠原涼子・三浦春馬の繊細な表情変化が組み合わさったことで、少女漫画的な甘さと大人のリアルな葛藤が絶妙に融合した名場面が誕生したのです。