肉が完璧に焼き上がっても、主役を引き立てるタレが凡庸では台無しだ。SNSで絶大な支持を集める料理研究家のリュウジ氏をはじめ、多くのヒットメーカーが工夫を凝らすのがネギ塩だれの設計である。
みじん切りにした長ネギ1本に対し、ごま油大さじ2、レモン汁小さじ1、おろしニンニク少々、黒コショウをたっぷり挽く。ここへ、フライパンに残った鶏の焼き脂を大さじ1杯だけ熱いまま注ぎ入れるのがプロの裏ワザだ。ネギ特有のツンとした刺激が適度に和らぎ、肉との一体感が飛躍的に高まる。
ネギは細かく刻みすぎず、粗めのみじん切りにすることで食感のコントラストが際立つ。熱々のチキンの上に冷たいタレをかけるのではなく、粗熱を取ったタレを豪快に回しかけるのが肉汁を逃さないコツだ。