藤川球児監督体制となった2025年以降も、糸原健斗の現在のチーム内序列は極めて高い位置を保ち続けています。レギュラー陣が若返りを図るなか、ベンチに糸原がいるという事実そのものが、相手バッテリーに対して強烈な心理的圧迫感を与えています。
現場首脳陣が明かす代打での起用理由は極めて明快です。それは「初球から自分のスイングができる準備力」と「ボール球を見極める卓越したコンタクト能力」にあります。報道各社の取材や首脳陣のコメントでも度々語られている通り、代打というポジションは1打席で結果を出さなければならず、投手の初見の球筋に対応する高度な技術が求められます。糸原はネクストバッターズサークルに入る前から相手投手の配球パターンや投球モーションをベンチ裏の映像で徹底分析し、完璧なアジャストを見せて打席へ向かいます。
カウントを悪くしてもファウルで粘り、甘い球を仕留める技術は球界トップクラスです。単に安打を放つだけでなく、四球をもぎ取って上位打線へ繋ぐ役割を完遂できるからこそ、ビハインドや同点の緊迫した局面で真っ先に名前がコールされるのです。