一方で、アンダーグラウンドなネット界隈における黒ムツ 噂の真相はどうなっているのでしょうか。ネット上では「闇の組織が存在する」「ダークウェブで動画が売買されている」といった都市伝説めいた噂が囁かれることも珍しくありません。
法執行機関の捜査資料や近年の摘発事例を取材すると、現実は組織的な犯罪シンジケートというよりも、ネット上の承認欲求やサディズムに憑りつかれた個人の孤立した凶行であることが大半です。かつて5ちゃんねるなどで見られた黒ムツ ネットの反応は、常連による過激な煽り合いやグロテスクな実況が中心でしたが、2020年代以降その包囲網は劇的に変化しました。
決定打となったのは、動物愛護管理法の改正(2020年6月施行)です。愛護動物の殺傷に対する罰則が、従来の「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」から、「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」へと大幅に厳罰化されました。さらに警察庁のサイバーパトロール体制が強化され、SNSや動画共有サイトへの残虐投稿は即座にIPアドレス開示請求および家宅捜索の対象となっています。
黒ムツ 現在の状況としては、表層のWeb掲示板(5chやXなど)からは過激なコミュニティはほぼ壊滅・凍結され、Discordなどの閉鎖的なクローズドチャットへと逃走を図る動きが見られます。しかし、それらも内部告発や国際的な監視機関の通報によって次々と摘発されており、ネットスラングとしての「黒ムツ」は、単なる悪ふざけでは済まされない「明確な犯罪者予備軍・被疑者」を指す重い言葉へと変化しています。