柔軟剤だけで洗濯はNg?生乾き臭・黒ずみの科学的真相と正しい対処法

柔軟剤だけで洗濯はNg?生乾き臭・黒ずみの科学的真相と正しい対処法

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「洗剤を入れ忘れてコースを最後まで回してしまった」「ボトルのデザインが似ていて、洗剤投入口に柔軟剤を入れて洗ってしまった」――こうしたうっかりミスが発生した場合、どのように対処すべきでしょうか。繊維を傷めず、油膜と汚れを素早くリセットするための柔軟剤だけで洗ってしまったときの対処法を解説します。

柔軟剤だけで洗ってしまった直後であれば、繊維の奥深くまで汚れが酸化定着しているわけではありません。慌てずに以下の3ステップで再洗濯を行ってください。

  1. 40℃前後のぬるま湯を用意する:
    柔軟剤の油分および溶け残った皮脂は、水温が低いと固化して落ちにくくなります。皮脂の融点である約37℃を超える「40℃程度のお湯」を使用することで、界面活性剤の働きを最大限に活性化させます。
  2. 弱アルカリ性または高洗浄力の液体洗剤で洗い直す:
    中性洗剤よりも、油汚れに強い「弱アルカリ性」の洗濯洗剤を適正量投入します。これにより、繊維にまとわりついた柔軟剤のカチオン界面活性剤と未除去の皮脂を中和・乳化して一気に洗い落とします。この再洗濯の工程では柔軟剤は絶対に入れないことが鉄則です。
  3. すすぎ回数を「2回以上」に設定して回す:
    一度コーティングされてしまった油分と汚れを徹底的に排水するため、節水モードの「すすぎ1回」は避け、たっぷりの水で「すすぎ2回(ためすすぎ)」以上を実行してください。

もし、数回にわたって柔軟剤だけで洗い続けてしまい、すでに黒ずみや蓄積臭が発生している重症ケースの場合は、洗面器に40〜50℃の湯を張り、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を規定量溶かして30分〜1時間ほど「つけ置き洗い」をしてから通常洗濯を行うと、油膜の隙間に潜むモラクセラ菌と酸化皮脂を根こそぎ分解できます。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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