90年代末から2000年代初頭の日本の音楽業界において、彼らのサウンドスタイルはきわめて異端であり、同時に新しかった。海外のオルタナティヴ・ロックやサーフミュージックに通じる重厚なギターサウンドに、どこか懐かしい昭和歌謡のメロディラインを重ね合わせる実験的なアプローチである。
トリオ編成とは思えないほど分厚い音の壁、うねるベースライン、そして展開をぐいぐい引っ張るドラミング。粗削りな熱気と精密なソングライティングが同居した楽曲群は、インディーズシーンからメジャーシーンに至るまで、当時のロックキッズに多大なインパクトを与えた。