高校数学の単元一覧と新課程の真相|数学C復活と文理格差を徹底解剖

高校数学の単元一覧と新課程の真相|数学C復活と文理格差を徹底解剖

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新学習指導要領下での大学入学共通テストにおける最大のトピックは、従来の「数学II・数学B」から「数学II・数学B・数学C」へと統合され、試験時間が従来の60分から70分へと拡大されたことです。

選択問題の構成も大きく様変わりしました。数学B・Cの範囲から「数列」「統計的な推測」「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」の4項目が提示され、受験生はその中から3項目を選択解答することが原則となっています。この変更により、過去の共通テストで定番だった「数列・ベクトル」の固定選択が崩壊しました。

ここで注目すべきは、「統計的な推測」を選択肢として採用する受験生の急増です。かつては敬遠されていた単元ですが、大手予備校各社の模試データによると、正規分布や仮説検定の計算パターンはある程度定型化されており、抽象的な誘導が多い「数列」や計算量が膨らみやすい「ベクトル」と比較して、短期間の演習で満点を狙いやすいボーナス単元として再評価されています。

一方で、出題傾向に対する受験生の評判は決して穏やかではありません。問題用紙のページ数は年々増加傾向にあり、架空の高校生である「太郎さんと花子さん」の対話文を読解させたり、気象データやスポーツの統計資料を読み解かせたりする「読解重視・日常題材型」の出題が目立ちます。現場からは「数学の学力を測る以前に、長文を瞬時に要約する国語の読解スピード勝負になっている」という不満や批判も根強く噴出しています。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。