安倍川花火大会における最大の罠、それは「会場周辺に一般来場者用の臨時駐車場が一切存在しない」という厳然たる事実です。
当日、打ち上げ場所を挟む安倍川橋および安西橋、そして周辺の本通や主要幹線道路は、17:00〜22:00頃まで大規模な車両通行止めとなります。これを知らずにマイカーで会場付近へ進入した県外ナンバーの車両輪列が住宅街で立ち往生し、警察の取り締まりを受ける光景が毎年繰り返されています。
静岡市警察および大会運営が推奨する公式アクセスは「JR静岡駅からの徒歩(片道約35〜45分)」です。「遠い」と感じる距離ですが、実はこの徒歩移動こそが最も時間が読める確実な移動手段となります。静岡駅北口からは臨時の有料シャトルバスもピストン運行されますが、行きは1時間待ち、帰りはバス乗車列だけで90分以上の待機列が形成されるため、実質的には歩いたほうが圧倒的に早く駅へ戻ることができます。
帰宅ラッシュの地獄を回避する唯一の裏ワザは「両極端のタイムシフト戦略」です。グランドフィナーレ(20:45頃)の熱気が最高潮に達する直前に荷物をまとめて歩き出すか、あるいは終了後すぐには動かず、河川敷でシートに座ったまま22:00の交通規制解除まで夜風に吹かれ、その後にゆっくりと静岡駅前の深夜営業居酒屋へと向かうか。中途半端に終了直後の21:05に人の波へ飛び込むことだけは絶対に避けてください。