山陽新幹線の移動費を極限まで削りたい旅行者の間で、圧倒的な支持を集めているのが日本旅行が提供する募集型企画旅行「バリ得こだま」です。定価14,720円の指定席に対し、片道8,000円台後半という破壊的なプライシングは、まさに「半額近い」水準に達します。
なぜここまで安くできるのか。その理由は、山陽新幹線における輸送密度の構造的偏りにあります。のぞみ号やみずほ号に旅客が集中する一方、各駅に停まるこだま号や一部のひかり号は空席が目立ちます。JR西日本は旅行会社と包括提携し、空席として運行するよりは大幅なディスカウント価格で卸売する選択肢をとっています。乗車券と指定席券にコンビニで引き換えられる電子クーポン(ポチッとギフト等)がセットになっているのも、形式上「ツアー(旅行商品)」としての建て付けを守るための工夫です。
実際のネット上の口コミや日本旅行バリ得評判をリサーチすると、満足度と不満点が明確に分かれています。
「新大阪から小倉まで8,000円台で移動できるのは神コスパ。車内で読書や作業をしていれば4時間はあっという間」「浮いた5,000円以上で現地の美味しい寿司とホテルをアップグレードできた」という絶賛の声が並ぶ一方、現場での体験者からは次のようなリアルな指摘も見逃せません。
「のぞみの通過待ちで各駅に5〜8分ずつ停車するため、地味に精神的疲労が溜まる」「列車変更や乗り遅れに対する救済が一切なく、乗り遅れたら全額パーになるプレッシャーがある」
また、2人以上のグループであれば、JR西日本の公式ネット予約「e5489」限定で販売されている「こだま指定席きっぷ」も強力なライバルとなります。価格帯はバリ得とほぼ同等の約9,000円で、1名利用は不可ながら公式サービスゆえの手軽さがあり、小児料金が一律設定されている点でファミリー層から高い支持を得ています。