俳句において「夜長(よなが)」は秋(晩秋)を代表する季語です。また、手紙やビジネス文書の改まった挨拶状においても、秋の夜長は情緒豊かで使い勝手の良い時候の挨拶として重宝されています。
「秋の夜長の候」を使用するのに最も適した時期は、10月中旬から10月下旬(立冬の前まで)です。9月前半では残暑が残る地域が多く、11月中旬を過ぎると暦の上でも冬に入るため、季節外れの印象を与えてしまいます。
ビジネス文書・お礼状で使える例文
「拝啓
秋の夜長の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、過日ご提案いただきましたプロジェクトの件につきまして……(本題)……
実りの秋、皆様の健康とますますのご健勝をお祈り申し上げます。 敬具」
親しい知人・友人への手紙やメールで使える例文
「朝夕の風にすっかり秋の気配が感じられる季節となりました。
秋の夜長を皆様いかがお過ごしでしょうか。
灯火親しむ好季節、読書や趣味に夢中になり、思わず夜更かしをしてしまわないようご自愛くださいね。
近いうちにまた、ゆっくり語り合える機会を楽しみにしております。」