2026年を迎えた現在、八角理事長は長期にわたり相撲協会の舵を取り続け、コンプライアンス改革や若手力士の育成、海外展開など近代的な組織運営を推進しています。そして、師匠である北の富士が2024年秋に亡くなった今、昭和の偉大な九重部屋の系譜を直接伝える最高峰の存在となりました。
八角部屋からは数多くの関取が誕生し、九重部屋もまた元大関・千代大海が名跡を継ぎ、千代の富士の教えを受け継ぎながら活気ある部屋作りを継続しています。かつて兄弟弟子の間で生じた政治的対立は、大相撲という巨大な組織を守り、より良くしようとするがゆえの「熱量のぶつかり合い」でした。二人の横綱が命がけで土俵に刻んだプライドと闘志は、現在の土俵にも確かに息づいています。