「冬になっても緑色のままで赤くならない」というトラブルの根本的な理由は、植物に冬の訪れを知らせる環境ストレスが不足していることにあります。虹の玉を鮮烈な赤色に仕上げるためには、3つの明確な条件を同時に満たさなければなりません。
第1に「1日4〜5時間以上の直射日光」です。ガラス越しの日光では紫外線量が足りず、十分な色素形成が進みません。春から秋の育成期に屋外のしっかりとした日光に当てて株を充実させておく必要があります。
第2に「約5度から10度前後の寒暖差」を体感させること。日中は暖かく夜間にキュッと冷え込む環境が、葉の中の糖度を高めて鮮やかな紅葉を促します。
第3に最も差がつくのが「秋以降の水やり制限と肥料断ち」です。秋以降も水や肥料をたっぷり与え続けると、植物は成長を優先して緑色の葉を維持してしまいます。10月下旬頃から徐々に水やりの間隔を空け、葉にわずかなシワが寄る程度まで水分を絞ることで、一気にルビーレッドへと発色が進みます。