高校化学有機化合物まとめを攻略する上で、最初の関門となるのが名称の暗記です。炭素数5以降はギリシャ語の数詞(ペンタ=5、ヘキサ=6、ヘプタ=7、オクタ=8、ノナ=9、デカ=10)が規則的に語尾「-ane」に接続するのに対し、炭素数1〜4だけは発見時の由来に由来する歴史的慣用名がそのまま正式名称として残っているため、丸暗記が必要です。
受験生や危険物取扱者、高圧ガス保安責任者の試験対策として、教育現場で昔から伝承されてきた定番かつ最強の語呂合わせを紹介します。
💡 定番の語呂合わせ:「目・絵・プロ・豚(メ・エ・プロ・ブタ)」【メ】
タン(C1)→ 目を見張る
【エ】タン(C2)→ 絵画の
【プロ】パン(C3)→ プロが描いた
【ブタ】ン(C4)→ 豚の絵
「目の前の絵に描かれた、プロの豚」というユーモラスな情景を脳裏に焼き付けることで、わずか数秒で炭素数1から4の順番を固定できます。さらに、直鎖状アルカン化学式一覧(炭素数1〜10)を頭に叩き込む場合は、以下の対応関係を押さえるのが定石です。
- 炭素数1:メタン(CH₄)
- 炭素数2:エタン(C₂H₆)
- 炭素数3:プロパン(C₃H₈)
- 炭素数4:ブタン(C₄H₁₀)
- 炭素数5:ペンタン(C₅H₁₂)※ペンタゴン(五角形)のペンタ
- 炭素数6:ヘキサン(C₆H₁₄)※ヘキサゴン(六角形)のヘキサ
- 炭素数7:ヘプタン(C₇H₁₆)
- 炭素数8:オクタン(C₈H₁₈)※オクトパス(8本足のタコ)のオクト
- 炭素数9:ノナン(C₉H₂₀)
- 炭素数10:デカン(C₁₀H₂₂)※ディケイド(10年間)のデカ
水素の数はすべて「炭素数×2+2」の一般式で自動算出できます。炭素同士がすべて1本の単結合(C-C)で連なり、余った手のすべてに水素が結合している飽和構造をイメージできれば、分子式を個別に暗記する必要はありません。